2023.12.30更新

合宿免許は本当にきついのか?


合宿免許は約2週間の生活に教習や授業、検定、試験を盛り込むので相当きついのでは?と言う話をよく伺います。慣れない土地で2週間の生活は確かに気をつかうかもしれません。また、同時に合宿免許に参加した知らない方々とのコミュニケーションも気をつかうことでしょう。教習の合間に観光なんて行く時間ある?ゆっくり寝る時間はある?昼食もダッシュで食べる?など、様々な視点から合宿免許生活を見て、空いている時間はあるのか、やはり合宿免許はきついのか、を確認いたしましょう。

1. 合宿免許生活で一番きついのは何?

教習を一日でも遅らせずに卒業しなければ、追加料金がかかるプランもあります。よって、ストレートで合宿免許を卒業するには技能、検定、筆記試験に受かることが必要です。そのために大変な思いをして合宿免許生活を送らなければならないとお思いの方も少なくないはずです。技能や検定は個人差にもよりますが、しっかりと指導員のお話を聞き、焦らず教習を行えばほとんどの方が合格いたします。
しかし、自力で勉強し合格しなければならないのが「仮免筆記試験」になります。合宿免許に入校してから約1週間で第一段階が終了し、仮免筆記試験が待ち受けております。この試験勉強をするために、第一段階の空いている時間は教本を読み勉強することになります。しかし、試験はとても難しい訳ではありません。そして、出題される問題もある程度決まっています。教習所の方々のお話をよく聞き、しっかりと勉強すれば合格できると思います。この仮免筆記試験の勉強が一番大変かもしれません。
卒業時には卒業筆記試験などはございません。実技試験の卒業検定に合格すれば卒業となります。地元に帰宅してから「本免学科試験」を受けることになり、この筆記試験に合格すれば運転免許を取得することができます。

2. 一日何時間教習するの?拘束時間は?空いている時間は何時間?

第一段階は教習が2時間、学科授業が2~3時間。第二段階は教習が3時間、学科授業が2~3時間となります。一授業50分となります。教習所の営業時間は8:00~19:00までが大半です。11時間の営業時間の中で拘束時間は大体5時間となります。また、19:00~翌8:00までの13時間は自由時間となります。以上のことを考えますと、空き時間はかなりあるように思われます。この空き時間をどのように使うかによって、合宿免許生活が「きつい」ものになるのかが分かると思います。友達と話し、勉強しているとあっと言う間に時間は過ぎるものです。有効活用して合宿免許生活を楽しみましょう。

3. 教習の合間の休憩時間は何分?昼食は何分?

合宿免許中の教習時間は50分、次の授業が開始するまで休憩が10分あります。また、昼食は50分の教習所がほとんどとなります。朝食と夕食に関しては、基本的には、朝食は教習所が始まる前、夕食は教習所が終わった後となります。休憩時間中にトイレや買い物を済ませ、昼食中は用事を済ませるのが望ましいと思われます。学科授業も教習も遅刻は厳禁です。遅刻したせいで延長することもあります。休憩時間に時間のかかることはしないことが望ましいです。
よくあることですが、昼食時間に部屋に戻り、昼寝をしてしまい教習や授業を受けられなかった。と、言う方がいらっしゃいます。その場合、その日に学科授業や教習を入れ込めないので期間が延長することが決定してしまうことが多いです。気をつけるようにいたしましょう。

4. 観光に行く時間って本当にあるの?

結果から申しますと、合宿免許中、上手に時間を作れば観光に行けると思います。しかし、電車やバスで1時間以上かかる遠出をすることは少し難しいかもしれません。朝から5時限連続で授業や教習が入ることはなかなかありません。少々飛び飛びに授業などが入る場合もございます。朝からしっかり5時限入っても、終わるのは15時頃。それから夕食までの時間に帰ってくる必要があります。また、夕食を食べなくても合宿免許には「門限」があります。その時間に必ず帰ってくるには半日観光ができるかできないかの時間になります。
しかし、観光ができる場合がございます。教習所の休校日が設定されている場合や1日3時間くらいしか授業や教習がない場合もあります。その時には思い切って観光に行くのがいいかもしれません。合宿免許の入校時におおよその予定日がいただけます。それをよく確認して観光などの計画を立てましょう。
それから、2、3時間の観光ならできると思います。教習所の近隣をよく調べて観光やグルメスポットに行くのもおすすめです。教習所の方々に聞けば、合宿免許生がよく行く場所やお店を色々教えてくれると思います。

合宿免許はきついのか? まとめ


この特集を読んでいただき、一日の拘束時間や教習の合間から空いた時間は結構あるということがお分かりいただけたと思います。しかしながら、その空いた時間にやらなければならないこともあります。時間を上手く使ってやりくりできれば合宿免許は「きつい」ものではないと思われます。もちろん、合宿免許は「運転免許取得」のために行うことです。まずはしっかりと教習を受け、学科筆記試験の勉強をする。そして、時間をできる限り作り観光やグルメスポットに遊びに行く。約2週間で運転免許を取得する道のりの教習所卒業を行う訳ですから、少々きつさはあるかもしれません。ですが、多くの方々が合宿免許を卒業しているので教習所の話をよく聞き進めていけば問題ないと思われます。