教習所では学科の授業、車に乗っての教習があります。学科の授業は教室で席に座り、教本をもとに授業を受けます。また、応急救護などの体験型の授業もあります。教習の時間は、第一段階は教習所内、第二段階は教習所外での教習授業となります。助手席に指導員が乗車し、指導員指示のもと教習の練習をするのが主となります。
その点から考えても、授業を受けるとき、教習を受けるときなど、どんな格好でもいいということはありません。できる限り適した服装で教習所へ向かいましょう。適した格好とはどんな格好か?注意点は?にポイントをあてて服装を確認いたしましょう。
基本的には教室で授業を受ける学科教習。特にこんな服装はダメと言うことはありませんが、教習所によっては教室が小さい場合や、満席状態で授業を受けることがありますので、できる限り香水などのにおいのキツイものは避けることが望ましいと思われます。応急救護などの実技授業もありますので、その場合はスカートなどを避けて、動きやすい服装にいたしましょう。
ハンドルを握り、アクセルやブレーキペダルを踏む。マニュアル車の場合は、クラッチを踏みギアをチェンジする。ミラーを確認し、目視でも確認。バックする場合は体を反転したりもします。車の運転は腕や足だけではなく、腕の曲げ伸ばし、足や腰の曲げ伸ばしなど、全身を使って運転いたします。なるべくきつくない服装で伸ばしたり曲げたりできる服装が適しております。また、ペダルを踏むので底の厚い靴やかかとの長いヒールなどは運転に適しておりません。できる限り運動靴に近いタイプの靴をおすすめいたします。
近年、露出の高い服装をして教習を受ける方がおられます。指導員が見ていなくても見られたような気がしてしまい、セクハラなどで問題になったりもします。各教習所ではこのようなケースが起こらない様に、教習所独自で服装についての禁止事項を決めている場合がございます。入校予定の教習所で禁止している服装を確認いたしましょう。違反した場合は教習を受けられない場合もございます。よって、教習の場合は露出の高い服装を避けることをおすすめいたします。
教習車に乗り降りし、ハンドルを持って回し、アクセル、ブレーキを踏む、体を反転させて目視やバックをするなど、動くことが多々あります。ひらひらとしたスカートや上着は教習車のドアや窓に挟まることもございます。ロングスカートやひらひらしたスカートは安全面から考えて要注意です。教習所によってはスカートでの教習を禁止している場合もございます。入校前にあらかじめご確認ください。
教習を受ける場合、動きやすいだけではなく、とっさの判断が必要となります。よって、ツバつきの帽子、ゆるく落ちやすい帽子、バンダナなど、頭にかぶるものは極力やめましょう。運転中に落ちたり、ずれたりして、ハンドルを上手く操作できなくなるのは大変危険です。そして、色付きの眼鏡やサングラスも避けましょう。教習は夜間の場合もあります。視界が悪いことで見落としてしまうことが多々あると思います。できる限り視界良好を心掛けましょう。
体調の問題や病気などで帽子や色付きの眼鏡をかけなければならない場合は、あらかじめ教習所の方々に状況をお伝えすることをおすすめいたします。
また、袖のない服や丈の短い服装はできる限り避けましょう。シートベルトを必ず締めるので、袖がない場合は直接シートベルトが肌に触れることになります。摩擦で擦り切れたりする場合もございます。丈の短いパンツの場合は直接運転席に触れることになります。衛生的な面も考え丈の長いパンツにいたしましょう。
簡単に申しますと、運動しやすい服装になります。
トレーナーやパーカーなど動きの自由度の高い洋服、緩めのシャツ、半袖、長袖のTシャツ、ジーンズやチノパン、スニーカーや運動靴、ヒールの無い靴となります。
合宿免許中、どうしてもオシャレをしたい方は、普段着と教習中の服装を分けた方がいいかもしれません。学科の授業も同じような服装が適していると思います。
教習所での合宿免許生活は毎日服装に悩みます。2週間の生活になりますので、毎日替えの服を持っていくと、膨大な荷物量になってしまいます。3日か4日間でローテーションを組むイメージで服を持っていきましょう。教習所の近隣や宿泊施設にはコインランドリーがあり、何日かに分けて洗濯できます。また、部屋着を持っていくことをおすすめいたします。ホテルプランや旅館を利用するプランには浴衣がある場合もございますが、ほとんどの方がパジャマや部屋着を持参しております。
なるべく露出の高い服装を避け、動きやすい服装を心掛けましょう。教習は運動することに似ています。身体の曲げ伸ばしをしやすい服装がおすすめです。おしゃれをする場合は、教習、学科授業を受けるとき以外に着替えるといいかもしれません。宿泊施設では、ゆっくりするための部屋着やパジャマをご持参いただくことをおすすめいたします。
また、各教習所では服装に対して注意事項や禁止事項がございます。あらかじめご確認いただくことをおすすめいたします。